企業再生支援
中小企業をとりまく環境は右の表に示す通りいずれの数値においても非常に厳しい状況にあります。
そのうえ平成23年3月11日の東北地方大震災によって又、それにともなう原発の被害が及び、地元はもちろんのこと各地に多大なダメージを与えております。
中小企業経営者の皆様には日頃大変なご苦労を強いられていることと思います。
しかし、日本人の勤勉さ、旺盛な研究心、又、団結力から必ず回復できることと信じております。
しかし、法人の財務の点については、無数の企業実体が賃借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書に集約されて非常に把握しやすくなります。
私達はこれを分析し、比較、診断することで過去を知り現在を分析し、近い将来について予見することは可能です。
30数年の800社を超える関与実績(勤務時代を含めます)と派遣会社、飲食店、不動産管理会社の経営実績をもとにして皆様のお手伝いが出来ればと思います。一緒に財務を良くしていきましょう。
企業再生支援 赤字経営から黒字経営への転換
赤字経営の特徴:経営面
経営者に問題がある
高年齢、病気、精神的・肉体的疲弊、売上不振、人事、資金繰り、家庭問題など
従業員に元気があるか
個人の力が出せていない
会社の現在をしっかり伝える
スキル向上のために対話によって勇気づけ、気づきを持たせ従業員のスキルアップ
事業承継にかかる費用は自社株等の財産評価の難易度等によって異なります。
状況を聞かせていただき、最適な提案とお見積りをさせて頂きますので、まずはお気軽にご相談下さい。
戦略を示す
経営者としての考え方、方向性を示す
公私混同
経営者のプライベートな部分を混同しない
赤字経営の特徴:財務面
売上高の3期比較と同業黒字他社との比較
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限界利益のアップ(売上総利益のアップ)
売上総利益を上げることで売上、仕入、在庫管理が必要
営業利益率 総利益対人件費率比較
総利益対人件費率 人件費÷総利益(粗利益)
標準数値は業種によって異なりますのでご相談下さい。
営業キャッシュフローを大切に
営業キャッシュフロー有利子負債倍率
有利子負債÷営業キャッシュフロー
有利子債務は10年分を超えると過剰借入の可能性があります。
段階的改善策
第一段階 | 限界利益のアップ | 仕入、在庫政策 |
第二段階 | 費用構造の見直し | 経費削減、人件費抑制、セールスの強化 |
第三段階 | 体質の見直し | 不採算事業からの撤退 選択と集中 固定費(家賃・リース等)見直し |
第四段階 | 決断 | 自力再建(リスク、第二会社方式、会社分割) M&A(会社売却、事業譲渡) 法的手段(民事再生法、会社更生法) 事業廃止(自主廃業、倒産) |
近年の売上の減少傾向に対し積極的に他事業に投資し事業転換を図ってきたが、22年、23年と全社的に売上が減少した。
1.決算書(B/S、P/L)を現在の実態を現す決算書に
2.事業部門のP/Lを作成
3.原価の分析
4.総利益、人件費比率の分析
5.営業利益率の分析
6.キャッシュフローの把握
7.資金繰りの把握
8.操業展望(社長、従業員のモチベーション等、事業展望)
結果、自力再生の道を選び、選択と集中によって事業を大幅に縮小、再生中。