相続税の計算方法
相続税の計算は、３つの段階に分けて行います。
１.まず最初に課税価格を計算します
課税価格は、相続財産・みなし相続財産・相続人に対する相続開始３年以内の贈与財産および相続時清算課税制度の適用贈与財産の合計から、非課税財産・葬式費用・債務を引きます。
２.課税される遺産の総額を計算します
課税価格から基礎控除額（3000万円 ＋ 600万円 × 法定相続人の数）を引いて課税される遺産の総額を計算します。
３.相続税の総額を計算します
課税される遺産総額 × 法廷相続分 × 税率 ＝ 各人の相続税額 ＝ 各人の相続税額の合計が総額となります。
課税価格を次のように計算します。
※配偶者に対する相続税額の軽減（配偶者控除）
配偶者が相続した財産が「法定相続分」又は「1億6000万円」のいずれか大きい金額の範囲内であれば、配偶者の相続税は0となります。
したがって、課税価額が3億2000万円未満の場合には、配偶者の遺産取得額により、配偶者の税額分が減額されます。
